北海道に来てからというもの、ずーっと雨にたたられていたが、今日は朝から快晴！
空が青い(・∀・)
今日はレンタカーを借りて島を一周することにする。
奥尻島の道路は一周約65km。いくら歩くのが好きなわたしでも、徒歩で一周とはいかない。
クルマを借りて、まずは港へ。
昨日も港で見かけた、黄色い着ぐるみが歩き回っている。
その名は
うにまるくん。
港のみやげもの店には、うにまるくんまんじゅう、うにまるくんキャンディ、
うにまるくん携帯ストラップ、うにまるくんマスコットなどなど、うにまるくんグッズが目白押し。
うにまるくんは団体観光客の記念撮影に加わるなど、社交性をいかんなく発揮しており、
わたしがカメラを向けると手を振ってくれた。
実は、こういう重心が上にありそうな着ぐるみを見ると、蹴り倒してみたくなるのだが、
ここはグッと抑えた。
それから時計回りに島を周る。
島のあちこちに見られる慰霊碑は、’93年の北海道南西沖地震で亡くなった人を弔うものだ。
島の人からはいろいろな話を聞いた。
土砂崩れで崩壊した木造のホテルで救助に当たった人は、
うめき声が聞こえているのに、倒れた木材を1本1本切りながら進まなければならない、
そのもどかしさがなんともいえなかった、と言った。
「でも女性は死ぬときもきれいに死ぬもんだなぁ、と思ったよ」
現場では数名の女性が亡くなっていたが、
浴衣に乱れはなく、とても美しい死に顔だったという。
被害がもっとも激しかった青苗地区には、
時空翔と名づけられた慰霊碑と、被害の記録を伝える奥尻島津波館がある。
津波館では1グループにひとり、係員がついて説明してくれる（わたしの場合は１対１だった）。
映像室では地震の被害状況と奥尻の歴史を紹介するフィルムを見られるが、
後者はなんと大津波のイメージ映像を撮影するために、ハワイまでロケに行っているようだ。
ずいぶんと制作費が潤沢にあるもんだねぇ。。。
それから
奥尻島観光協会ホームページにある見どころをすべて周って、
ほぼ島を一周したところで今度は逆回りに一周。
神威脇温泉に浸かって帰途に就く。
１階は濁った湯、２階の展望風呂は澄んだ湯。
わたしは２階に入ったが、出たあともしばらく汗がとまらず、
カラダの芯から温まったような気がした。
お風呂では地元のおばあちゃんとのコミュニケーションを楽しんだ、といいたいところだが、
実際は訛りがきつくてよく聞き取れなかった。＿|￣|○
クルマを返したのち、浜辺でビールを飲みながら夕暮れを待ち、
宿に戻って食べきれないほどの夕食を、きれいにたいらげた。
夕食後、腹ごなしに、ライトアップされた「鍋釣岩」と「うにまるモニュメント」を見に行く。
結構な距離がありそうだったが、摂取したカロリーは消費せねば！
なーんていいながら、歩きはじめてものの５分もしないうちに、
通りがかりのクルマに乗せてもらったのはワタシです。
帰りは歩いて帰ってきたけれど、距離を見たら、約７km。
復路を歩いただけで、へとへとになりましたとさ。
↓左からうにまるくん、神威脇温泉、夜の鍋釣岩。後ろに漁火が見えます。
